2020-06-04 第201回国会 参議院 経済産業委員会 第12号
今回、託送料金についてはレベニューキャップ制の導入がうたわれています。自由化においては事業者のやる気を引き出すことが大切であり、コスト効率化に努めればその分だけ努力に報いるということは大切な視点です。しかし、こうした良い制度も、厳しい料金単価の審査とセットとなれば実質的に骨抜きになります。レベニューキャップ制を生かすためには、料金審査とセットで考える必要があります。
今回、託送料金についてはレベニューキャップ制の導入がうたわれています。自由化においては事業者のやる気を引き出すことが大切であり、コスト効率化に努めればその分だけ努力に報いるということは大切な視点です。しかし、こうした良い制度も、厳しい料金単価の審査とセットとなれば実質的に骨抜きになります。レベニューキャップ制を生かすためには、料金審査とセットで考える必要があります。
託送料金制度の見直し、レベニューキャップ制の導入について伺います。 今回の法改正内容全般を踏まえますと、送配電事業者が担う役割はより重要度が増すものと考えられます。一方、工事会社、メーカーを会員とする社団法人送電線建設技術研究会が昨年行ったアンケートによりますと、ラインマンと呼ばれる高所作業員について、新卒三年以内の離職率が五〇%を超えるなど、人材確保は困難を極めております。
それを全国で支えるという考え方も否定はしませんけれども、今回はしっかりと、長期で安定した運営をしていく、計画的な運営をしていくためにプッシュ型の広域系統整備計画そしてレベニューキャップ制という制度を導入するわけですので、これは各電力会社の財政問題も絡んでくる話ですから簡単な話ではございませんが、ぜひ、国民負担の過度な増大、ここをやはり心配する声が多いわけですので、十分に配慮をして運用していただきたい
しっかりと中長期での系統整備、必要性を鑑みてその計画を立て、そしてレベニューキャップ制を導入して、適切な投資財源も含めた利益を確保した上で運営をしていくという仕組みも新たにつくったわけであります。であるならば、この仕組みをフル活用して、託送料金の中でしっかりと対応していくべきなんじゃないかという考え方もあります。
物価上昇率の変動に合わせて価格設定の上限を決める仕組みで、NTTが採用しておりますプライスキャップ制、または、事業者ごとに収入の上限を規制当局が決める仕組みであります、ドイツにあります送配電事業に採用されているレベニューキャップ制などを導入することによりまして、どれくらい電気料金を抑制できるのかといった試算はあるのでしょうか。廣瀬社長、よろしくお願いいたします。